▼ 2008/11/01(土) 「時間はどこで生まれるのか」を読んだ
【本】
集英社新書の「時間はどこで生まれるのか」(橋元淳一郎)を読みました。最近時間論の話を読んでなかったし、タイトルも面白そうで、文庫本で手軽に読めそうだったということで、ちょっと前に本屋に行ったときに買ってきました。
最初は面白そうな気がしたんですが、読み進んでいくと、途中から根拠も乏しく議論を展開されてしまい、ついていけない感じでした。
この本で展開されている論理の重要なポイントとして、
また、このことに関連して「付録」の中にタイムマシンの話があり、
他にもちょこちょこ、「これホント?」と思うような論理展開もありますね。
ということで、この本の感想としては、「相対論・量子論に従って時間論を述べてみるということで始まり、最初は面白そうだったが、途中から著者の思い込みとなっており、期待はずれだった」ということになります。
最初は面白そうな気がしたんですが、読み進んでいくと、途中から根拠も乏しく議論を展開されてしまい、ついていけない感じでした。
この本で展開されている論理の重要なポイントとして、
生命は自動機械ではなく「意思」をもつというのが出てきます。これが正しいかどうかも大問題だと思うのですが、その論拠もあまり出てこないまま、間違いのないこととして進められてしまいます。AI(人工知能)の研究をしている人から見ると大問題だと思いますよ。
また、このことに関連して「付録」の中にタイムマシンの話があり、
「意思」のない物質であるなら、そういうことは可能であるかもしれない。それゆえ、タイムマシンが現実に可能であるとしても、それに同乗できるのは物質だけである。人間がそれに乗るということはたぶん死を意味するであろう。と書いてあります。物質ならばタイムマシンで過去へ行っても、過去の誰かを殺害するなど現在に影響を及ぼすことはないという意味も含めているようです。しかし、著者はSF作家でもあるようですが、ちょっと想像力が足りないのではないかと思ってしまいます。特定の条件が満たされれば爆発する爆弾というものも考えられるわけで、物質ならば過去へいっても矛盾を生じさせないなどとは到底言えないでしょう。極端な話、ターミネーターみたいなのを過去に送り込むことは出来てしまいますよね。このような破壊兵器ばかりではなく、過去には存在しなかったような物質だとか、こういうことが起きるということを書いたようなものとか、そういうものでも過去に送ってしまえば、現在・未来に影響するでしょうし。
物質だけが時間を過去へ遡れるとすれば、C系列宇宙を乱す(親殺しのような)矛盾が生じることはない。すべては「在るがままに在る」のである。
他にもちょこちょこ、「これホント?」と思うような論理展開もありますね。
ということで、この本の感想としては、「相対論・量子論に従って時間論を述べてみるということで始まり、最初は面白そうだったが、途中から著者の思い込みとなっており、期待はずれだった」ということになります。
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